市場だより

MARKET

2022年12月販売見通し [野菜]

※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります

投稿日時:2022/12/01

だいこん

作柄概況・販売見通し
千葉県:本年は温度格差が著しい為、畑の状況が不安定。2L・L中心で極端な3LやMは少ない。B品率が昨年より目立つ。
神奈川県:10月・11月と例年に比べ雨が少ない月であった。乾燥傾向であるが、横縞や先端のつぶれ等はないが、雨が少ない場合には注意が必要である。数量に関しては例年並みとなっている。販売見通しについては東北産は堅調な販売となっている。今後主力産地の数量増加に伴って軟調となる見込みである。

 

 

トマト

作柄概況・販売見通し
熊本県:出荷始めは平年並み(10月8日)で順調見込み。乾燥と外気温が低いものの地温が高い為1段~2段は裂果が多く出荷不可玉が多く10月下旬、11月上旬まで少なかった。本年予想は多かった昨年より少なめだが、平年並みの出荷量は見込まれる。
静岡県:作柄は、例年より良い生育。L玉中心の出荷が見込まれ中旬に出荷のピークが予想される。下旬にかけては数量は落ち着く見込み。販売価格は、熊本県産の出荷量次第での動きではあるが、概ね堅調な販売見込み。

 

 

ピーマン

作柄概況・販売見通し
茨城県:作付け面積は、前年をやや下回る。秋物は12月に終了し、温室物の出荷のみになる。温室物は重油の単価の高騰の為、2割~3割程度作付けが減少している。出荷量は昨年より減少見込み。
鹿児島県:作付け面積は、前年並み。極端な気象条件はなく、数量は安定出荷が見込まれる。袋中心での出荷となる。生育は順調。販売は各産地出荷量は安定している見込み。例年並みの販売展開が予想される。

 

 

ねぎ

作柄概況・販売見通し
栃木県:作付け面積・生産者数ともにやや増加している。病害虫の発生は少なく、順調な出荷となっている。2L・L中心の太物比率が高い見通し。5月に定植された秋冬作は11月中旬頃から出荷量が増加。
新潟県:夏季の長雨・曇天の影響により生育遅れ・肥大不足が散見される。その後、順調な天候により回復傾向。前年並みの見通し。出荷量は、前年をやや上回る見込み。
千葉県:作付け面積は、前年並み。台風の影響もなく適度な降雨、気温により作柄良好。年内に関してはL中心の出荷。東北産地の残量にもよるが販売環境は厳しい予想。

 

 

レタス

作柄概況・販売見通し
茨城県:作付け面積は、前年並み。生育は順調。天候は気温少々変わる。少々前進傾向の為中旬で数量が落ち着いてくる。
静岡県:作付け面積は、前年並み。9月下旬から定植作業が本格化。面積減も需要期向けの数量は例年並みの植え付け。少々干ばつであった為、遅れているが中旬以降2L・L中心で増加見込み。
福岡県:干ばつで、小玉傾向であるが中旬より増加見込み。2L・L中心。

 

 

きゅうり

作柄概況・販売見通し
埼玉県:抑制胡瓜、終盤に入り12月上旬で終了。晩抑、越冬は11月の気温が高く例年以上の出荷となっているが作付けは2割減少見込み。重油も高くコストもかかる事から価格によっては12月下旬で切り上がる見通し。
千葉県:作付け面積は、前年並み。10月の曇天・低日照の影響により生育はやや遅れているが、平年よりやや多い見込み。正品率は高い。出荷量は、前年をやや下回る見込み。
宮崎県:若干10月の低温の影響を受け生育が遅れていたが、11月中旬より出荷スタート。日中の気温は高いも、気温が低い予報の為前年並みの出荷を下回る可能性も考えられる。燃料費の高騰等もあり各産地含め高値での販売が予想される。

 

 

ほうれんそう

作柄概況・販売見通し
群馬県・埼玉県:作柄は前年並みの見通し。11月の天候も安定的な為、年末に向けこのままいければ良好な出荷となる予想。販売見通しは、FG200g、12月前半は80円~100円の見込み。後半は120円~160円の見通し。

 

 

キャベツ

作柄概況・販売見通し
千葉県:作付け面積は、前年並み。気象災害や目立った病害虫の被害もなく生育は順調。8玉中心。日量2万ケース~4万ケースの見込み。
神奈川県:愛知・千葉主力の入荷となる。作付け面積は前年並みであるが前年は10月~12月までは暖冬傾向であった為前進出荷となった。また大玉傾向により出荷の山が大きく販売が苦戦した。本年は気温が平年並みに戻り干ばつ傾向から小玉傾向となり出荷も大きなピークも無いことが予想される。前年に比べると単価は高値推移が見込まれる。
愛知県:作付け面積は、前年並み。降水量が少ない為、生育が遅れている。8玉中心。冬系6割~7割。春系3割~4割の構成日を追うごとに増量の見込み。

 

 

はくさい

作柄概況・販売見通し
茨城県:作付け面積は、前年並み。安定した生育となっている。平箱4玉中心の出荷が続く見込みであり、数量に関しても増加傾向となっている。販売見通しについては安定した相場となり、堅調な販売見通しである。

 

 

にんじん

作柄概況・販売見通し
千葉県:作付け面積は、前年並み。8月大雨の影響の為一部圃場で発芽不良が見られるが生育良好。L中心の入荷見込み。前年L~M中心だったが、本年は2Lの発生も多くL・M級が少ない。L・Sサイズはほぼない状態が続くと思われる。

 

 

なす

作柄概況・販売見通し
栃木県:重油等の高騰から生産者減。出荷も前進傾向である為12月は落ち着いた出荷が見込まれる。前半は少なく、後半はやや微増の見込み。
高知県:作付け面積は、前年並み。概ね順調。袋詰め中心の出荷。農協は3P中心、商系は5P中心の出荷。病害虫の発生が例年に比べやや多い。出荷量は、前年をやや下回る見込み。

 

 

ばれいしょ

作柄概況・販売見通し
北海道:作付け面積は、前年並み。収穫終了。出荷量は前年より多い計画。数量減の価格高だった前年に比べ本年は平年並みの価格水準で推移。品質厳守での選果の為大幅な数量増は見込めない。

 

 

たまねぎ

作柄概況・販売見通し
北海道:作付け面積は、前年並み。系統都営扱い計画、12月4万3,000t。前年比114%の見込み。品種も北もみじ2000へ切り替わり、L大・L中心の入荷見込み。出荷量は、前年をかなり上回る見込み。

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