市場だより

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2022年09月販売見通し [野菜]

※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります

投稿日時:2022/09/01

だいこん

作柄概況・販売見通し
青森県:作付面積は、前年並み。5月の干ばつの影響で全体的に小ぶり」となっている。まとまった雨が続いている為、7月~8月は高温と大雨により生育不良になる。9月は前月よりは増えるが前年より少ない。
北海道:作付面積は、前年並み。一部では抽苔が発生しているものの生育は順調に推移している。全道的に7月~8月は高温・長雨で畑も被害が頻出したが9月に入り今シーズンの本格出荷が見込まれる。

 

トマト

作柄概況・販売見通し
北海道:作付面積は、前年並み。生育は概ね順調。9月トマトはL・M中心でピークを迎える。8月~9月の気温も比較的高温予想の為増量傾向。関東近在の抑制トマトの出荷具合で相場に影響する。
山形県:村山は終盤期であることや、8月の天候不順の影響で数量は少なめの予想。玉流れはM・S中心になってくる。値段は少なめの数量と予想される為、相場を上げた展開になると予想される。
茨城県:東北・北海道中心の入荷となる。茨城県については作柄良好であり、8月20日頃より出荷が始まり9月上旬より1回目のピークとなる。本年についても東北他の産地の切り上がりは早そうである為前年並みの単価が予想される。
群馬県:気温高・高温により生育状態はやや不良。着果不良もあり出荷数の減少、小玉傾向の見通し。
岩手県:高温・曇天・長雨の影響により花落ちの段や病害虫の発生も多くみられて出荷量は9月上旬については、減少となりM玉中心で小玉傾向の出荷となる。中旬、下旬は天候次第で回復するが昨年より数量は少ない見込み。

 

ピーマン

作柄概況・販売見通し
茨城県:作付面積は、前年並み。8月下旬より秋物ピーマン出荷が始まる。重油の単価が上がっている為、温室作の生産者は減少している。秋物作へと切り替わっている為、面積・出荷量ともに増加している。
岩手県:天候不良が続いたため大幅な出荷遅れが生じている分、天候次第ではあるが上旬にかけてまとまった出荷となる見込み。気温の低下により赤果が増加する時期の為相場はフレームを見越して旬によって大きく変動するも前年並みで推移する見込み。

 

ねぎ

作柄概況・販売見通し
栃木県:7月~8月の降雨により生育はやや不良。高温の影響もあり肥大不足も見られる。9月下旬から10月にかけて最盛期に入っていく見通し。
岩手県:8月から長雨と曇天・長雨が続き土よせや土俵消毒などが全くできず、冠水の畑も多く収穫作業が行えない為出荷が1週間遅れる見通し。天候が回復すれば出荷は順調になる見込み。上旬は入荷不安定の見込み。天候回復すれば順調な入荷が見込まれる。

 

レタス

作柄概況・販売見通し
茨城県:早い作柄はお盆前後からの定植であるが台風、雨の後の高温もあり少々遅れ気味になる可能性があるがこれからの天候で回復が見込まれる。出荷初めのものは少々品質が低下予想。
長野県:作付面積は、前年並み。生育は順調だが、8月の雨、高温の影響で少々品質低下しているが下旬の天候次第で中旬までの出荷は例年並みにある。下旬霜等があれば出荷数量の減もある。

 

きゅうり

作柄概況・販売見通し
秋田県:例年通りであれば8月中旬ピークを迎え9月上旬には徐々に数量減少していくが本年については、8月上旬から中旬にかけて大雨による被害の為ピーク時でも数量伸び悩む。9月に入って天候安定すれば数量回復するが被害状況によっては例年の数量を下回る。
福島県:作付面積は、前年並み。8月の高温によりロジ胡瓜の成り疲れ、ピークが過ぎ減少予想。9月に入ると抑制胡瓜の出荷予定だが高温の為生育不足も予想される。出荷量は前年並みの見込み。
青森県:大雨の影響により作柄が悪く優品率が高い割合での出荷で推移する見込み。下旬にかけては出荷終了期に入り減少する見込み。相場は前年並みで推移する見込み。天候次第では高騰する可能性がある。
岩手県:青森県同様東北北部産地、雨が続いた為作柄が悪く優品率が高い出荷が上旬にかけて続く見込み。夜温が低い為成長が鈍くなり、下旬にかけて減少傾向になる見込み。相場は天候次第で変動するも前年並みの推移となる見込み。
茨城県:関東の天候が安定している為例年に比べて早い出荷となっている。台風等の心配もあるが順調にいけば9月中旬~下旬には1回目のピークとなる。東北の切り上げが早いと予想されている為例年に比べて可能性大。

 

ほうれんそう

作柄概況・販売見通し
栃木県:作付面積は、前年をやや下回る。6月下旬~7月の高温及び天候不順の影響があり数量が不安定な状況になる可能性がある。販売は1袋200円~150円の間で推移する見込み。病害虫の発生は少ない。
群馬県:7月・8月の高温の影響で播種作業が順調とはいかない為例年よりやや出荷量が増えてくる時期が遅れる可能性。9月20日過ぎくらいから数量が安定的になる見込み。販売は1袋200円~150円くらいの間で推移する見通し。
岩手県:8月高温・長雨・曇天により生育が悪く出荷前に葉のトロケなどで製品率が低いため徐淳は出荷数量は少ない見込み。気温の低下と天候に左右されるが中旬以降は安定出荷を見込んでいる。上旬は数量少ない予想で高値が続く。

 

キャベツ

作柄概況・販売見通し
群馬県:作付面積は、前年並み。定植作業は終了し、天候順調。適度な降雨により生育は順調。豊作傾向。2L~L中心の出荷となり前年を上回る出荷見通し。
岩手県:作付面積は、前年並み。7月中旬以降の日照不足や、8月初旬の降雨により定植して間もない苗が流出している部分もあり出荷は例年対比で少ない予想。

 

はくさい

作柄概況・販売見通し
長野県:8月の連休まで35度を超える日も多く天候も不安定だった為、品質も安定せず、安い単価で推移した。連休明けから産地も出荷数量少なく東北、北海道の大雨の影響もあり動きが出てきている為相場も浮上してきている。9月以降、量販店含め白菜の需要も出てくる為、相場も強くなる見込み。

 

にんじん

作柄概況・販売見通し
北海道:作付面積は、前年並み。生育は順調。計画、上旬5.900t。下旬6.000t。8月中旬の長雨により病害発生。今後の天候により作況が左右される。

 

なす

作柄概況・販売見通し
茨城県:群馬・栃木・茨城他の関東産地主力の入荷。露地作中心の作付けにより天候の影響は受けやすい。7月からの高温により作柄は良好であるが成り疲れ傾向となり9月は前年の出荷量を下回る見込みである。
栃木県:作付面積は、前年をやや下回る。高温による花落ち等が目立ち9月上旬は少なめの出荷見通しである。天候次第ではあるが、晴天が続けば木はしっかりとしているので中旬頃ピークを迎える見込み。
群馬県:作付面積は、前年並み。雹害の影響も回復し。生育は順調。上旬はある程度数量は出るが着花不良等、中旬頃は少し数量は減少する。オオタバコガ等の発生がやや多いが、大きな問題にはなっていない。
埼玉県:概ね順調で着花状況も悪くない為数量は前年と比べて若干多めの出荷が見込まれる。

 

ばれいしょ

作柄概況・販売見通し
北海道:作付面積は、前年並み。計画、18.600t。生育は順調であるが、8月中旬の長雨により収穫作業が遅れている。また、病害も発生している為減少が見込まれる。

 

たまねぎ

作柄概況・販売見通し
北海道:作付面積は、前年並み。9月系統取り扱い計画。生食65.000t。101.6%の計画。作柄についてはL大中心の大玉傾向となる見通し。

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