市場だより

MARKET

2023年11月販売見通し [野菜]

※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります

投稿日時:2023/11/01

だいこん

作柄概況・販売見通し

千葉県:11月前半は数量は多くない。中旬以降数量が増え品質も良くなり、等級も2L中心となる見込み。

神奈川県:定植時の干ばつにより出荷時多少の遅れはあったが11月上旬から増える見込みである。販売については東北産も切り上がり関東産も出ており軟調な販売見込み。

 

 

トマト

作柄概況・販売見通し

熊本県:作付面積減少に加え乾燥気味で裂果玉が多い。11月上旬まで出荷不可玉が多く中旬以降(3段果)は通常出荷できる見込み。単価変動もあり中旬以降販売苦戦が予想される。

山梨県:9月の天候の影響により、出荷量は例年より若干抑えめの数量になる予定。玉流れはM中心。相場に関しては西南暖地の出荷状況によるが例年より高め販売になる予想。

静岡県:作付面積は前年比98%。定植後高温で推移したため1段~2段については着果があまりよくなく小玉傾向での生育のため、11月上旬は数量がまだまとまらない状況。3段目以降は着果と玉肥大も良くL玉中心の出荷となり数量もまとまってくる見込み。販売見通しについては、上旬は堅調な販売見通し。各産地増加してくる中旬以降は単価を下げた中での販売予定。

 

 

ピーマン

作柄概況・販売見通し

茨城県:(秋物)本来ならば11月は増える予定ではあるが夏場の高温の影響がありA品の発生率が2~3割減少。気温が下がってきても増える見込みはなく横ばい傾向の入荷予想。
(温室)10月下旬から出荷が始まる。昨年から生産者、面積ともに原油が高騰している為減少している。

鹿児島県:作付面積は昨年同様。昨年は台風の被害を受けて数量減だったが本年産については定植後台風被害や病害虫の発生も少なく順調な生育となっている。着果状況や花数も多く、等級はL・M中心で出荷がスタートとなる。中旬下旬と数量は増加してくる見込み。販売見通しは、増加してくる中旬下旬から単価を下げての販売予定。

 

 

ねぎ

作柄概況・販売見通し

栃木県:夏場の高温と干ばつの影響により、肥大不足および生育遅れとなっている。病害虫の発生も多く、出荷量は前年より減少傾向の見通し。

岩手県:生育は回復してきており、太物の出荷も増量。2LとL中心の出荷が続く見込み。

 

 

レタス

作柄概況・販売見通し

茨城県:(JA岩井)8月~9月高温時に定植したこともあり品質不良あり。少々全身での出荷で終了も早まる。
(JA北つくば結城)8月~9月高温時に定植したこともあり、前進出荷。後半戦少々残る。

静岡県:(JA遠州夢咲)静岡県内でも少々遅い出荷。9月~10月高温時の定植の為早いものは少々品質が安定しない。

 

 

きゅうり

作柄概況・販売見通し

茨城県:9月から続いた抑制作が11月上旬には終わり、代わりに越冬作が始まる。重油価格の高騰の影響も少なからずあるが、安定した天候が見込まれている為大きく減少することはないと思われる。

埼玉県:晩抑制終盤も越冬胡瓜がピークを迎える。生育も順調で油の焚き渋りがなければ例年並みの出荷予定。

 

 

ほうれんそう

作柄概況・販売見通し

千葉県:11月中旬に本格出荷になる見通し。作柄は前年と同様。単価面も前年と同じ流れとなる見通し。

群馬県・埼玉県:9月の高温の影響で10月上旬~中旬は生育遅れがあり数量が少なめで推移したが、気温が落ち着き平年並みとなってくれば平年並みの出荷が見込める予定。販売はFG袋150~100円の間で推移する見込み。

 

 

キャベツ

作柄概況・販売見通し

千葉県:夏の暑さの影響を受け、10月は出荷が遅れた。東葛は11月、銚子は中旬以降潤沢な出荷が見込まれる。

 

 

はくさい

作柄概況・販売見通し

作付については定植時の高温及び干ばつ傾向であったがその後の適度な降雨もありおおむね順調に進んだ。販売については信州・東北産の出荷も終わり数量も落ち着き堅調な販売見込み。

 

 

にんじん

作柄概況・販売見通し

北海道:残量が少なく、前年より早く出荷が終了する見込み。

千葉県:早期出荷分は、8月上旬の豪雨や8月~9月の高温障害による生育遅れと発芽不良により11月上旬は少なく、下旬ごろより増加見込み。

 

 

なす

作柄概況・販売見通し

栃木県・群馬県・高知県:関東産については残量の出荷気温低下に伴い徐々に減少する。高知県産についてはおおむね順調で前年をやや上回る出荷が見込まれる。荷動きとしては昨年同様。前半は鈍く後半は若干動きが活発になると見込んでいる。

 

 

ばれいしょ

作柄概況・販売見通し

北海道:全体的に品質低下。特に発芽が多く、厳選を行っている為出荷量が減少する見込み。玉流れはL中心のL・Mで小玉傾向。

 

 

たまねぎ

作柄概況・販売見通し

北海道:夏の高温の影響により生育不足のため、玉が肥大せず収量減となっている。作付面積は前年並み。

 

 

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