市場だより

MARKET

2023年5月販売見通し [野菜]

※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります

投稿日時:2023/05/01

だいこん

作柄概況・販売見通し
青森県:本年は、3月~4月暖かかった為平年より1週間早い。作付けは、昨年と同時期に比べ控えめな傾向。
茨城県:安定した生育により順調な出荷が見込まれ、太物中心の等級流れになっていく。販売については茨城他、他県産も多くはない為堅調な販売が見込まれる。
千葉県:作付け面積は、前年並み。3月以降の気温上昇と適度な降雨により播種が遅れたが、生育期の気温が高めに推移し生育は平年並み~やや早くなっている。昨年の5月相場が堅調だった為、作付けは多い。引き続き2L中心の出荷。

 

トマト

作柄概況・販売見通し
埼玉県:生育良好の為大玉傾向。L玉中心の出荷見込み。相場としては西南暖地の状況にもよるが数量的にはピークの時期を迎える為落ち着いた展開になると考えられる。
静岡県:植替えの作付け面積は前年から98%減少。生育は順調な着果となっている。ゴールデンウィーク明けから増加が見込まれる。L玉中心で例年より若干小玉傾向である。各産地5月のゴールデンウィーク前後に数量増加の見込み。上旬は堅調な販売見通し。中旬から下旬にかけて下げて売り込みを強化し動きを止めない販売となる予想。
熊本県:3月の天候不順で4月中旬より減少するも、玉付きは安定しており着色まちの状態になっている。出荷量は、5月上旬のゴールデンウィークには増量し、中旬~下旬頃には平年並みから減少傾向になる見込み。

 

ピーマン

作柄概況・販売見通し
茨城県:春物ピーマンの出荷が増加する見通し。5月のゴールデンウィーク以降は4㎏バラの入荷が多くなり袋30%~35%。バラ65%~70%くらいになる予想。無加温作の為天候・気温等に左右される。
鹿児島県:生育は例年に比べ良い状態の見込み。袋を中心に出荷が中旬までは続く。下旬になり減少し5月いっぱいの販売で終了となる見込み。ゴールデンウィーク前までは堅調な販売見通し。ゴールデンウィーク後から価格を下げながらの販売見通し。

 

ねぎ

作柄概況・販売見通し
千葉県:
例年だと春ネギの残量が5月上旬になるが本年については抽苔も早く4月下旬で終了する見込み。夏ネギについては順調な生育の中例年より10日程度出荷が早まる見込み。千葉県産については5月いっぱい(プレミアム夏ネギ)の出荷の中例年より若干多い出荷が予想される。
茨城県:
生育については前進傾向であった為多少出荷開始が早く数量についても安定していく見込みである。販売についても、本産地メインの販売となり、他産地の出荷も終了となっていく為堅調な動きとなる見込み。

 

レタス

作柄概況・販売見通し
茨城県:作付け面積は、前年を下回る。高めの気温と降雨により前進傾向。中旬以降もあるが、場所によって後作のネギが増加している為早めの収量になる見通し。出荷量は、前年をやや下回る見込み。
長野県:作付け面積は、前年並み。生育は概ね順調。少々早めのスタートになるが朝・晩の冷え込みもあり数量増加は中旬~下旬になる見通し。

 

きゅうり

作柄概況・販売見通し
茨城県:例年は加温作が5月末に終了するが、今季の重油等の高騰の影響を受け加温生産者が減少している事もあり例年より早い終了が見込まれるが無加温作への切り替わりを行った生産者が大半の為、総数量は変わらな見込み。
埼玉県:加温・無加温中心に5月上旬にピークを迎える見込み。今年度は加温タイプから無加温に作型を移行している為前年より入荷の増加が予想される。ゴールデンウィークの中心価格は例年だと1,000円~1,200円だが、資材高騰等の問題から1,300円~1,500円の販売予定。

 

ほうれんそう

作柄概況・販売見通し
群馬県:作付け面積は、前年並み。気温が高く経過している為生育状況はやや前進傾向になっている。一部産地の作柄は、ほぼ平年並みの見込み。販売見通しはFG200g100円~120円程の見通し。
埼玉県:生育状況は順調。品質も良好。出荷形態の移行があり、束250gからFG200gに移行していく見込み。作柄は平年並みの見込み。販売見通しはFG200g100円~120円の間の見通し。
岩手県:作付け面積は、前年並み。定植後、寒さ冷え込みにより1週間程生育遅れが見られている。5月中旬、下旬には安定数量の出荷見込みである。関東産地、東北産地、中旬以降潤沢な入荷の販売展開が予想される。

 

キャベツ

作柄概況・販売見通し
茨城県:神奈川・千葉・愛知主力の入荷となり、5月下旬から茨城他の出荷が始まる。神奈川県産については5月の上旬までは5万ケース~7万ケースの出荷。中旬から下旬葉3万ケース~4万ケースの出荷となりピークは過ぎる見込み。量販店も春キャベツとしての特売は終了となる為販売は苦戦気味となる予想。4月は玉158円~198円の売価であったが、5月葉128円前後の売価が予想される。
千葉県:作付け面積は、前年並み。3月以降の気温上昇と適度な降雨により生育はやや前進傾向の為5月前半でマル新キャベツ終了。5月中旬以降「初恋」を中心とした作型移行。5月下旬から出荷ピークの見込み。

 

はくさい

作柄概況・販売見通し
茨城県:4月中旬からの出荷予定の生産者が多く、5月下旬までの出荷を計画し、ピークについては4月下旬から5月上旬頃を見込んでいる。今後の気温上昇や干ばつ等の影響によりあんこや病害虫に注意していく。販売については、春作は数量・出荷不安定な時期となっている為堅調な販売となる。品種構成については、4月菊錦・桜こまち。5月桜こまち・春の祭典・黄楽。6月黄楽・きらぼし。

 

にんじん

作柄概況・販売見通し
徳島県:作付け面積は、前年並み。安定出荷の見込みだが、M中心の出荷予想で5月に入り70%の生育状況。乾燥によりやや遅れあり。一部圃場でウザリウム等土壌病害が発生しているが、出荷に影響が見られるほどではない。

 

なす

作柄概況・販売見通し
栃木県:天候も良く生育は順調。例年よりもA品率高めでの出荷が見込まれる。荷動きについては需要と供給のバランスが悪い状態が年明けから続いている。西物が減るまでは続きそうな予想である。
群馬県:面積・生産者ともに横ばいで、出荷量はほぼ前年並み。定植時の天候も良くその後も生育が良かった為、正品率が高めでの出荷が見込まれる。気温が高く経過している為、生育はやや前進傾向。

 

ばれいしょ

作柄概況・販売見通し
長崎県:作付け面積は、前年並み。生育順調。L・2L中心の見込み。1月の寒波により生育が遅れていたが3月の暖かさと潤沢な降雨により回復傾向である。計画31,00t。5月10日頃よりピーク期に入る見込み。上旬4,700t。中旬6,000t。下旬6,500t。
静岡県:生育順調。計画4,500t。中旬頃より出荷開始する見込み。
鹿児島県:作付け面積は、前年並み。生育順調。L・2L中心の見込み。1月下旬の寒波による茎葉の折損、2月中旬以降の乾燥による、いも肥大への影響が懸念される。上旬2,800t。中旬1,300t。下旬300t。

 

たまねぎ

作柄概況・販売見通し
千葉県:平年より1週間程早い生育。順調な入荷が見込まれる。
大阪府:早生種については若干早い生育。順調な入荷が見込まれる。
佐賀県:作付け面積は、前年並み。現在極早生作型の出荷最盛期。生育は平年に比べやや遅い。マルチから露地早生に替わり若干Lサイズが増加するも、全体的に大玉傾向の入荷が見込まれる。

 

最新記事

一覧を見る