市場だより

MARKET

2023年2月販売見通し [野菜]

※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります

投稿日時:2023/02/02

だいこん

作柄概況・販売見通し
千葉県:作付け面積は、前年並み。生育は前進傾向だったが、12月~1月下旬の低温で生育思わしくない。寒害の発生は少ない見込み。トンネル被覆大根も多くない。出荷量は、前年をかなり上回る見込み。
神奈川県:作柄については、乾燥・低温もあり数量については若干減少していたが今後については回復していく見込みである。2月中旬より作柄が春作に替わっていき数量増・等級についても2L・Lとなる見込み。販売については安定した入荷となり堅調な販売となる見込み。

 

 

トマト

作柄概況・販売見通し
埼玉県:生育状況は良好。例年通り2月から連日出荷になる見込み。玉流れとしては、L玉中心になる見込み。出荷量は前年を、やや上回る見込み。
静岡県:作付け面積は前年並み。生育状況は着果は良好。現在11段収穫。15段~16段開花。2月も寒波・低温の影響により着果遅れが予想される。出荷数量はピークなくダラダラ出荷が続く。等級についてはL中心。販売については、寒さの影響で需要は少なく、販売環境は厳しい。
熊本県:抑制作型においては、収穫を終了する圃場が徐々に増加。着果負担の軽減と12段前後の着果が弱いことにより草勢がやや強い圃場と低温・日照不足の影響で草勢低下の圃場と生産者間での格差が見られる。現在収穫段、長期作、抑制作は7段~9段となっている。今後M中心のS玉の流れの為減少が予想される。

 

 

ピーマン

作柄概況・販売見通し
茨城県:作付け面積は前年並み。本年度生産者減少。作付け減少。肥料、資材、運賃、人件費の高騰。おもに燃料の高騰。大型農家以外は春先の無加温へのシフトをしている。年々温室作は減少見込み。
鹿児島県:作付け面積は前年並み。朝・晩の冷え込みにより生育合遅れが見られている。出荷量については、バラ3割。FG7割と見込まれる。出荷ピークはないままダラダラ出荷が続く販売状況。茨城県産・高知県産・宮崎県産・鹿児島県産・各産地出荷量も大きな山がなく出荷量も安定が予想される。相場も崩れることなく堅調な販売が予想される。

 

 

ねぎ

作柄概況・販売見通し
栃木県:
生育順調。太物出荷の比率が高い。病害虫の影響もほぼなし。順調な出荷が見込まれる。3月上旬で冬ネギは終了の予定。引き続き春ネギにリレーする。出荷量は前年を、やや上回る見込み。
千葉県:
生育は順調。1月10課に強風の影響があり外葉の折れや軽度の盛り土の崩れも見られる。出荷量には影響があまり見られない。今後の寒さにより品種によっては葉の確保が難しくなる時期。病害虫の発生については黄色班紋病の発生があり定期的な予防散布が必要。前年より数量が多い中価格については厳しい状況が続くと思われる。

 

 

レタス

作柄概況・販売見通し
静岡県:作付け面積は、前年並み。低温・干ばつが続いた為、少々小玉傾向。中旬以降気温が上昇すれば回復する見込み。
福岡県:作付け面積は、前年並み。乾燥と低温で1月少なく2月中旬以降適度な水分と気温が上昇すれば玉流れも大きくなる見込み。
茨城県:作付け面積は、前年並み。乾燥が続いている為玉伸びが遅れ気味。中旬以降の天候と気温で回復見込み。

 

 

きゅうり

作柄概況・販売見通し
茨城県:本年は、例年と違い重油高騰の影響を受け加温が十分には行えない。さらに、1月下旬の寒波が非常に強い見込みの為少々出荷が遅れる見通し。出荷量は前年をやや下回る見込み。
埼玉県:作付け面積は高齢化の為減少傾向に加え、重油が高く資材の高騰から加温タイプの胡瓜は例年より1割~2割入荷減少予想。価格予想は例年並みの㎏400円の見込み。
千葉県:作付け面積は、前年並み。年内の曇天・低日照の影響や寒波の影響で引き続き数量は少ない。
宮崎県:作柄として、昨年に比べ平均気温が高めの予想から中旬~下旬にかけて出荷量は増加傾向の見込み。上旬は節分による需要があり、引き合いが強い。出荷量は1月中旬~下旬の寒波等により一時的に減少傾向で推移する見込み。2月中旬~下旬にかけては、相場の引き合い具合によるが、概ね平年並みで推移する見込み。

 

 

ほうれんそう

作柄概況・販売見通し
埼玉県・群馬県:作柄は、12月後半から1月の干ばつ、低温傾向もあってやや生育が遅めな場所もあるが、ほぼ平年並みとなっていく見込み。販売見通しはFG200gで2月前半120円~150円程度。後半120円~140円程度の見込み。
千葉県:作付け面積は、前年並み。生育順調。トンネル、ハウスが中心だが数量は少ない。出荷量は、前年をやや上回る見込み。

 

 

キャベツ

作柄概況・販売見通し
千葉県:作付け面積は、前年並み。生育は前進傾向だったが、12月以降の低温により生育は平年並みとなっている。日量15,000ケース~25,000ケースの出荷見込み。低温干ばつ傾向。病害虫は少ない。
愛知県:作付け面積は、前年並み。日量30,000ケース~50,000ケースの出荷見込み。春系3割。冬系7割程度の比率。出荷量は、前年をやや上回る見込み。

 

 

はくさい

作柄概況・販売見通し
茨城県:他作業や春作の準備等により出荷量は抑えられる見込みであり、品質については平箱中心の出荷となっている。販売については寒波等があり相場については堅調な動きを見込んでいる。

 

 

にんじん

作柄概況・販売見通し
千葉県:作付け面積は、前年並み。生育肥大期の気温が高く降雨もあったことから肥大は良好。L中心の2L・M。比率は年明けと同様の発生比率で推移する見込み。出荷量は、前年並み。

 

 

なす

作柄概況・販売見通し
栃木県:生産者によって実の付きが悪かったり着花状態もバラつきがあったりと2月上旬は出荷量が少ない見込みである。10日~15日を過ぎてくれば徐々に回復。20日過ぎには例年並みに戻る見込みである。
高知県:作付け面積は、前年並み。作柄は概ね順調。例年並みの作付け。出荷量は前年並みを見込む。天候次第では多少の増減はあるものの安定した出荷が予想される。タバコノミハムシ、コナジラミ類、うどんこ病などが見られる。

 

 

ばれいしょ

作柄概況・販売見通し
北海道:作付け面積は、前年並み。長玉・変形(B品)の発生が多く、歩留まりが低い。出荷量は、前年をかなり上回る見込み。
鹿児島県:作付け面積は、前年並み。降雨の為定植期が遅れたが。現在生育順調。2月中旬以降12月~1月の寒波の影響でやや小玉になる傾向あり。強風および塩害により被害あり。

 

 

たまねぎ

作柄概況・販売見通し
北海道:作付け面積は、前年並み。系統取扱計画42.500t 。前年比143%の計画。玉流れについてはL大中心の入荷見込み。
静岡県:12月~1月中旬にかけ低温干ばつぎみに推移。その後若干降雨があり回復傾向。L中心入荷見込み。

 

 

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