市場だより

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2021年11月販売見通し [野菜]

※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります

投稿日時:2021/11/01

だいこん

作柄概況・販売見通し
神奈川県:作付けについては例年並み。生育は順調。出荷スタート時より数量については十分な数量の出荷となる見込み。販売については東北産の残量との兼ね合い関東産のスタートにもかさなり、各産地潤沢な数量となり軟調な荷動きとなる見込み。
千葉県:県内各産地作付けは多くない。しかし作況が良好なら前年に近い水準が見込める。コロナ禍での流通が価格に反映するが、今年は東北地方の切り上げが早い分価格は昨年よりは見込めるか。

 

トマト

作柄概況・販売見通し
静岡県:定植後高温・曇天の影響を受け1段目については着果不順があり、裂果玉も見られたが、2段目以降は生育も良くなり玉肥大も良好。L玉中心の出荷が続く見込み。11月上旬より加温も始まり品質・数量も下旬には安定してくる。各産地、中旬以降増加見込みの為販売苦戦する見込み。
熊本県:定植時の曇天や長雨の為昨年より作業的に遅れたものの9月以降の好天でほぼ平年並みまで生育中。圃場により曇天の影響で着果悪い部分がある為、11月上旬~中旬、数量減の予想。

 

ピーマン

作柄概況・販売見通し
茨城県:秋物ピーマン10月中旬頃まで。天候良好で気温も高温の為前進出荷で進んでいる。温室ピーマン10月15日より出荷が始まり作柄は良好。秋物・温室物連日の為順調な出荷が見込まれる。4㎏バラ70~80%。袋150g20~30%。4㎏バラの入荷は多い見込み。
鹿児島県:生育段階において、台風などの気象災害がなく順調な為上旬にはまとまった出荷が見込まれる。作付け面積は横ばいな為前年並みの出荷が見込まれる。単価については東北産も切り上がり安物の出回りがなくなる為、堅調な販売となる見込み。

 

ねぎ

作柄概況・販売見通し
岩手県:上旬について、2L中心の出荷見込み。中旬についてはLM中心の出荷見込み。下旬については終盤の為数量減少。関東産地へ移行する為関東中心の販売展開となる予想。出荷量は、前年をかなり上回る見込み。
栃木県:定植期の曇天降雨、生育期の高温等により生育はやや遅れ気味。細物の発生率がやや高い。軟腐病・黒腐菌核病等の発生も例年より多い。今後の天候によるが回復傾向になる見通し。

 

レタス

作柄概況・販売見通し
茨城県:作付け面積は、前年並み。天候・気温で変わるが順調見込み。苗が続くと品質低下になりやすい。
静岡県:10月上旬、中旬気温高もあり少々定植を後半へずらしている。下旬から12月以降に出荷増加する見込み。2L・L中心出荷。

 

きゅうり

作柄概況・販売見通し
茨城県:10月上旬の高温により前進傾向であった為、10月下旬の急な冷え込みにより数量減少している。11月中旬~下旬には終了を迎える見通しだが、朝晩の冷え込みが続くと少し前倒しで終了する可能性もある。
埼玉県:抑制から晩抑、越冬への作型の販売中心となる。作付け面積も例年並みで11月中旬にはピークを迎える見込み。昨年は暖冬傾向で出荷量が多くキロ単価が安い販売となったが、今年度は昨年度を上回る販売が予想される。

 

ほうれんそう

作柄概況・販売見通し
群馬県:作柄は平年並み~やや良い状況の為数量も増えて安定していく見込み。販売見通しはFG200gで80円~100円の見通し。例年並みに比べて、気温も高めで天候も安定している為生育環境はとても良い状況が続く見込み。
千葉県:発芽以降の生育は順調で、病害虫の被害は少ない為、平年並みの作柄が見込まれる。本年度は、作付けは変わらず作況は落ち着く。前年度は豊作傾向で単価は低迷したが今年度は平年並み予想。
埼玉県:小松菜からほうれん草へ切り替えの為、作柄は前年並みの見通し。後半よ入荷増の見込み。出荷量は、前年をやや上回る見込み。

 

キャベツ

作柄概況・販売見通し
千葉県:作付け面積は、前年並み。9月以降に定植した株は、その後に適度な降雨に恵まれ生育良好である。群馬県産もほぼ切り上がり、千葉・茨城中心の展開となる見込み。作柄は良好。出荷最盛期の場所もある。

 

はくさい

作柄概況・販売見通し
茨城県:8月の定植は盆中の降雨により、順調に進んだ。9月の定植は、曇雨天が続いた為遅れが出たが、中旬以降回復し順調である。天候次第ではあるが11月から出荷最盛期を迎える。長野県については遅れていた分10月中旬頃最後のピークを迎え、その後については数量を減らしながらの出荷となり茨城県との切り替えがスムーズに行える可能性もある。

 

にんじん

作柄概況・販売見通し
北海道:作付け面積は、前年並み。天候は良く、生育は概ね順調で品質良い。10月頃で終了見込み。最後まで2L・L中心の大玉傾向。
千葉県:作付け面積は、前年並み。播種期である8月に大雨があり、一部の圃場は播き直しにより生育が遅れている。前年並みの作付け。現況やや生育遅れが見受けられるが概ね順調。出荷量は、前年をやや下回る見込み。

 

なす

作柄概況・販売見通し
栃木県:前年並みの出荷。12月上旬までの出荷見込み。生育は良好。気温の低下とともに数量は減少していく。
群馬県:切り上がりが例年よりも早い見込み。11月上旬で9割終了。その後は減量出荷となる。
高知県:作付け面積は前年並み。出始めは1週間程度遅れたが、その後の天候回復とともに生育は順調。11月上旬にピークを迎える。その後は天候次第ではあるが概ね順調な出荷が見込まれる。

 

ばれいしょ

作柄概況・販売見通し
北海道:作付け面積は、前年並み。9月1日道外移出101,000トン~。10月1日95,000トン~。全般的に作況悪い状態。小玉傾向である。11月出荷計画13,500トン(前年15,120トン)と1割程少ない出回り量。

 

たまねぎ

作柄概況・販売見通し
北海道:作付け面積は、前年並み。北海道産系統取扱い計画、350,000トン。前年比81.2%。11月出荷計画44,000トン。前年比84.5%の計画。本年度産については干ばつの影響により小玉傾向。L小中心の入荷見込み。

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