市場だより

MARKET

2019年3月販売見通し [野菜]

※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります。

投稿日時:2019/03/04

だいこん

作柄概況・販売見通し
千葉県: 概ね順調な生育であるが、多少干ばつの影響を受けL中心の出荷。やや前進傾向と三浦の切り上がりにより、下旬に価格が強め基調になる見込み。出荷量は平年並みの見込み。
神奈川県: 作付け面積は平年並み。生育は12月下旬からの乾燥によりやや不良であるが、2月上旬の降雨により、春系品種の肥大が進む。出荷量は平年を下回る見込み。

 

トマト

作柄概況・販売見通し
栃木県: 天候良く、生育、草勢順調。前進出荷傾向により、越冬型は小玉傾向。促成型はL~M中心の出荷見通し。全体的には横ばいから微増の見込み。
埼玉県: 玉流れはL、M中心。販売見込みとしては熊本産が潤沢に出てくるため、値段は落ち着いてくる見込み。
静岡県: 長段取りは小玉傾向でM中心。植え替えの春トマトは、 病害虫の発生なく生育良好。L玉中心で下旬より出荷開始。相場は上旬は各産地出荷が少ないため単価高で推移予想。中下旬には数量の回復で高値の反動を受ける予想。
熊本県: 暖冬の影響で前進出荷となり、1月まで大玉中心で出荷。その後気温低下で草勢が弱くなり入荷は減少見込みだが、昨年に比べ安定している。

 

ピーマン

作柄概況・販売見通し
茨城県: 春物は定植から天候が良かったため、生育、初期着果ともに順調であり、例年に比べ早く出荷始まる。栽培面積も増えており、例年より出荷量増加する見込み。
鹿児島県: 寒暖差も落ち着き、今後の気温の上昇とともに少しずつ入荷増えてくる。今後懸念されるイタミ、黄変も3月いっぱいまではない見込み。

 

ねぎ

作柄概況・販売見通し
秋冬ねぎは出荷後半を迎え、春ねぎが20日以降出荷始まる。作柄についても秋冬ねぎ同様フトの比率が高い。作付け面積は前年並み。出荷量は前年並みで、平年並みの見込み。

 

レタス

作柄概況・販売見通し
茨城県: 例年に比べやや前進出荷傾向であるが、旱魃気味のため中旬から下旬に増量する見込み。L中心の出荷。作付け面積は前年並みで、出荷量は平年をやや上回る見込み。
福岡県: 年内から前進して大玉で推移したため、上旬には出荷終盤を迎える。病害虫の発生は見られないが、降雨が少なく干ばつ傾向にある。出荷量は平年を上回る見込み。

 

きゅうり

作柄概況・販売見通し
茨城県: 年末に曇天が続き、徒長ぎみの生育、主枝の着果が例年に比べて少なかった。今後気温の上昇とともに出荷量も増加する見込み。
宮城県: 作柄順調。長期作型のため年内早めの出荷で、1月下旬から2月は冷え込みにより入荷減少するも、今後気温の上昇とともに増加する見込み。病害虫の発生もほとんど見られない。
埼玉県: 作付け面積前年並み。天候も良く3月上旬には安定した出荷見込み。西南暖地から関東産の春胡瓜への産地リレーが予想されることから、スムーズな販売が見込める予想。また例年より暖冬ということもあり、3月中旬には出荷のピークを迎える見込み。
千葉県: 前月と変わらず日量6,000~7,000c/sの見込み。関東全域で出荷順調であれば、価格は下落基調になる予想。

 

ほうれんそう

作柄概況・販売見通し
千葉県: 作付け面積は前年並み。暖冬傾向で生育が進んでいたが、年明け以降は低温と乾燥により生育は平年並みに戻ってきている。病害虫の発生も見られず、出荷量は平年並みの見込み。
愛知県: 作付け面積は前年並み。台風後の植え直しもあり、干ばつにより若干生育の遅れがみられるが、生育は概ね順調。出荷量は平年をやや上回る見込み。
神奈川県: 前半は早春系の終盤となり、後半は春系の出荷が始まる。昨年からの暖秋及び暖冬の影響から前進出荷傾向であったが、1、2月の低温により平年作となっている。3月になると量販店の春物商材の販売が強化され、春キャベツの引き合いも強まると思われる。

 

キャベツ

作柄概況・販売見通し
千葉県: 作付け面積は前年並み。暖冬傾向で生育が進んでいたが、年明け以降は低温と乾燥により生育は平年並みに戻ってきている。病害虫の発生も見られず、出荷量は平年並みの見込み。
神奈川県: 前半は早春系の終盤となり、後半は春系の出荷が始まる。昨年からの暖秋及び暖冬の影響から前進出荷傾向であったが、1、2月の低温により平年作となっている。3月になると量販店の春物商材の販売が強化され、春キャベツの引き合いも強まると思われる。

 

にんじん

作柄概況・販売見通し
L中心の出荷。終了期に入り、中旬以降減少見込み。作付け面積は前年並み。生育は概ね順調で、引き続き太物中心の出荷が予想される。出荷量は平年並みの見込み。

 

なす

作柄概況・販売見通し
福岡県: 作付け面積は前年並み。天候に恵まれ生育順調。1、2月と寒さの影響により数量少なく単価高で推移。
栃木県: 着花状態は良好で3月中旬頃に出荷のピークを迎える見込み。A品率が高い。販売に関しては出荷量が安定してくることから、相場はやや弱含み。現在も荷動きが悪い中、昨年に比べやや安価での取引を見込む。

 

ばれいしょ

作柄概況・販売見通し
北海道: 作付け面積は前年並み。収穫作業は終了し、残量少なく、L、LM中心の入荷。
鹿児島県: 作付け面積は前年並み。2月中下旬に雨が多く収穫が遅れ、4月に後ずれする見込み。出荷量は平年並みの見込み。大玉傾向。

 

たまねぎ

作柄概況・販売見通し
北海道: 作付け面積は前年並み。収穫作業は終了。出荷量は平年をやや下回る見込み。系統取扱い計画:34,000t、前年比85%。
静岡県: 作付け面積は前年並み。台風の影響により土壌が締まったため、当初玉揃いにばらつきがみられたが現在は回復している。病害虫の発生は見られず、出荷量は平年を上回る見込み。
佐賀県: 極早生種生育順調。例年に比べ1週間ほど早い生育をみせている。

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