市場だより

MARKET

2021年5月販売見通し [野菜]

※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります

投稿日時:2021/05/01

だいこん

作柄概況・販売見通し
青森県:生育は順調。早ければ5月下旬から出る模様。価格は800円〜1,000円スタートの見通し。(L級)
茨城県:1月、2月の乾燥により出荷スタート時から横シマが少し出ていたが最近はそこまで出てはなく、品質良好となっている。他産地のはざかいにより数量も落ち着き相場についても若干動きが出てくる見込み。
千葉県:作付面積は、前年並み。温暖な気候で3月から前進傾向の為、切り上げは早いか。一部のほ場では花芽の形成が確認されている。抽苔の発生が懸念される。価格は800円前後と思われる。(L級)

 

トマト

作柄概況・販売見通し
埼玉県:生育は順調に進んでおり、5月中旬でピークを迎えると思われる。玉流れはL・M中心の出荷になると考えられる。相場は西南産地の状況にもよるが関東産のトマトも潤沢に出始めている為A品で1,000円〜1,200円辺りの相場になると考えられる。
静岡県:着果も3玉、4玉と付いており、玉肥大も例年より順調な生育である。L玉中心での出荷が見込まれる。関東産地、西南産地、九州産地と全国的に生育は順調なことから販売面では難しい販売が見込まれる。
熊本県:作付面積は、497haで前年をやや下回る。生育は順調。気温高め推移で前進出荷傾向が続き、4月期平年より前進出荷で連休中若干減の見込み。連日出荷の為不足感はない見通し。

 

ピーマン

作柄概況・販売見通し
茨城県:JAなめかた、しおさい、波崎は天候も良く日照もあるため、春物作は順調な生育が見込まれる。また、5月は年間の中でも1番多い出荷量になる。出荷比率は袋詰め40%、バラ詰め4キロ60%(天候により替わる)。
鹿児島県:着果も良く、生育は順調。袋を中心とした出荷が見込まれる。茨城県産、九州産ともに生育順調なことから販売は厳しい状況が見込まれる。出荷量は、前年をやや上回る見込み。

 

ねぎ

作柄概況・販売見通し
千葉県:秋冬、春ネギについては不作のなか、単価高で推移したが5月は夏ネギ主力の販売になり5月は高値基調で推移するものの中旬以降夏ネギについては順調なので今までの高値の反動もあり全体でみれば昨年より単価安の予想。
茨城県:作柄・品質については順調な生育状況であり、数量についても前年以上の出荷が見込まれる。販売についても、年明けより荷動き良く単価についても順調であり、引き続きこの動きを保つ流れとなる見込みである。
栃木県:春作の最盛期となり、その後6月上旬頃から夏ネギの切り換えとなる予定。現在の作況は、冬期の乾燥状態からやや遅れ気味であるが、3月からの温度と降雨により回復傾向。作付面積は前年比110%と増量となる計画。

 

レタス

作柄概況・販売見通し
茨城県:作付面積は、前年並み。生育順調。温暖な気候により生育は10日ほど例年より前進している。中旬以降数量減少。大玉2L、L中心の出荷となる。数量は上旬に集中する見込み。
長野県:作付面積は、前年並み。作付面積・収穫量は概ね前年並みの見込み。前進傾向と思われたが、朝・晩の気温が低い事から例年並みになると思われる。一部早い物が上旬出荷。出荷量は、前年をやや上回る見込み。

 

きゅうり

作柄概況・販売見通し
茨城県:作付面積は、前年並み。温暖な気温により生育は前進傾向。生育順調。北つくば、常総ひかり両産地共に多少前進出荷となっているが、基本的には、例年通りの出荷となっている。数量、単価共に例年並み。
埼玉県:4月中旬の天候は例年になく高温が続く中、加温・無加温も順調な出荷が見込まれる。5月のゴールデンウィークには無加温がピークに入る見通しである。作付けも前年並みで、5月中旬頃には2度目のピークを迎える予想。

 

ほうれんそう

作柄概況・販売見通し
群馬県:作付、作柄ともに前年並みの見通し。販売はFG(袋)200gで80円〜120円の間で推移する見込み。年明けから降水量が少なく、乾燥傾向の状態が続いている為、品質不良や病気などの発生は少ない。一方、収穫量はやや少なくなる場面もあると思われる。
埼玉県:作付面積は前年並み。温暖な気候と適度な降雨により順調に生育している。降雨もあり、天候良好の為前進傾向。出荷最盛期も過ぎ前年並みの入荷。葉物全般昨年を下回る販売見通し。
岩手県:作付面積は、昨年と比べ98%と減少傾向。生育は順調で5月中旬以降出荷のピークが見込まれる。販売状況は、潤沢な販売が見込まれる。出荷量は、前年をやや上回る見込み。

 

キャベツ

作柄概況・販売見通し
茨城県:3月天候により10日〜12日前進出荷となっている。本年度については12月の集中定植により4月上旬〜中旬に出荷のピークを計画したが、高温と適度な降雨により生育も進み、3月下旬にピークとなった。半面、5月には前年を下回る出荷が見込まれる為、単価的には前年より高い単価が予想される。
千葉県:作付面積は、前年並み。気温高と好天により全体的に前進出荷傾向。前年は、初のコロナ緊急事態宣言下により単価は異常な高騰となったが、今期は昨対比としては単価安となる見込み。

 

はくさい

作柄概況・販売見通し
茨城県:4月下旬より出荷が本格化し数量も増加していく見込みであり、降雨や気温上昇により抽苔に注意をしたうちでの出荷となり、今まで6玉の割合が高かったが、5月にはほぼ4玉メインの出荷につながる。販売については、業務筋は動き鈍く、量販についても棚の確保が重要な販売につながる。

 

にんじん

作柄概況・販売見通し
徳島県:作柄は、前年並み。生育順調。引き続き短根のものが見られる。病害虫の発生は特に見られない。出荷始めは早かったものの4月上旬〜中旬、細物中心の為箱数が伸びず出荷計画より減少見込み。

 

なす

作柄概況・販売見通し
栃木県:4月中は天候不順から量も不安定ではあったが着果状態は悪くない為、5月の上旬・中旬にかけて徐々に回復。数量も増えてくる。
群馬県:概ね順調な生育ではあるが、休み明けが多く平日は と出荷が安定せずピークは15日前後と見込まれる。高知県中心ではあるが徐々に関東産へシフトする時期でもあり、各産地とも量が増えてくる時期でもある為非常に苦しい販売転回が予想される。

 

ばれいしょ

作柄概況・販売見通し
静岡県:上旬4,700t、中旬6,000t、下旬6,400t(全体で32,000tも計画)の計画。玉流れはL中心の2L、M見込み。10月頃より増加見込み。
長崎県:作付面積は、前年並み。トンネル物で15日頃の見込み。生育順調。下旬にはピーク期になる見込み。3月の遅霜の被害も少なく、アブラムシの被害もなく順調に生育している。
鹿児島県:作付面積は、前年並み。生育は順調。中旬でほぼ終了見込み。

 

たまねぎ

作柄概況・販売見通し
千葉県:早生。出荷量は、前年をやや上回る見込み。
大阪府:早生、中生種生育順調。平年並みの作柄。L中心の入荷。
佐賀県:作付面積は、前年並み。現在マルチ早生の収穫期となっている。露地早生の出荷。L中心の入荷見込み。階級はL玉中心。生育は前年並み。病害虫の発生は少なく、収量への影響は見られない。

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