市場だより

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2018年9月販売見通し [野菜]

※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります。

投稿日時:2018/09/01

だいこん

作柄概況・販売見通し
北海道: 7月中旬以降の干ばつによる肥大不足に加え、6月の低温により抽苔が発生しており、各産地共に出荷量は依然少ない状況が続いている。6月下旬~7月上旬に播種作業が停滞していたことから8月下旬~9月上旬の出荷量は平年を大きく下回る見込み。
青森県: 県南地区では6月下旬から7月上旬にかけて降雨が続いたことから播種できなかった地域が多く9月上旬の出荷量は例年を下回る見込み。降雨が続いた為割れ等の品質低下が懸念される。
岩手県: 下旬が晴天続きで適温に近い気温で推移する予報の為下旬にかけて増量見込み。

 

トマト

作柄概況・販売見通し
青森県: 生育期の高温、曇天の影響で8月中旬にかけて花落ちの段に入り減少しましたが、8月上旬の雨と平年並みの気温になりつつある為9月平年並みの出荷見込みです。昨年高単価推移でしたが、本年は平年並みの見込みです。
北海道: 平年より気温が高いので順調出荷が想定される。L・M中心で正品率も8月に比べて良好との情報。昨年よりも作付が微増で今後天候が安定すると漸増傾向。
山形県: 8月までは花落ちなどの影響により出荷少なめが続くが9月中旬には持ち直し出荷が増えてくる見通し。
群馬県: 7月~8月の高温により着果不良多発しており出荷量は減少傾向の見通し。着色も黄変果の発生など多く下位等級の発生が増える見込み。
岩手県: 高温・曇天での影響で花落ち5段も抜け数量は回復する見込み。等級L・M中心の出荷となるが、下等級が増える。8月のお盆以降の高値の反動で荷動きは鈍い。

 

ピーマン

作柄概況・販売見通し
茨城県: 早口、遅口共に着果は良好。生育も順調ではあるが、山谷がなく増えることで微増していき彼岸頃から増えると思われる。天候次第ではあるがやけど果の発生も引き続き多いと思われる。
福島県: 8月中旬の高温、ゲリラ豪雨で平場の圃場は花落ち高冷地も10日ぐらいの開花が遅れ9月中旬頃小さなピークを向かえる模様。
岩手県: 定植時から干ばつが続き雨量が少なく尻腐れが多く、盆中の雨でイタミ等が多いと思われます。今後もA品の発生率が例年に比べ少ないと思われます。

 

ねぎ

作柄概況・販売見通し
栃木県: 7~8月の干ばつにより生育はやや停滞気味であるが、ほぼ順調。一部病害の発生が見られるが影響はほぼない見込み。
青森県: 天候不順の為8月の出荷は不安定。9月は天候次第ではあるが、順調な出荷になる見込み。昨年は多雨の為品質面に多少の問題はあったが、関東産から東北産に切り替わり相場については前年より高値予想。
岩手県: 盆以降の雨と湿度の低下により伸びと太りは順調と思われるが少々病気が出てくると思われる。

 

レタス

作柄概況・販売見通し
茨城県: 高温の為定植が少々遅れぎみ、9月20日以降に増加見込み。
長野県: 高温干ばつであったが、2回の台風でいいお湿りで上旬まで2L、L中心に順調出荷、後半も少々早めの切り上がり見込み。

 

きゅうり

作柄概況・販売見通し
福島県: 7月から高温干ばつ、8月に入っても降雨がなくA品の発生は例年より少なく入荷は減少見込み。露地胡瓜主力の販売だが、成り疲れもあり産地によっては9月下旬には切り上がりが早まる見込み。
群馬県:天候にも恵まれ生育順調。高温の影響から花落ちなどが懸念されるが、カーテンなどで日差しを遮るなどして対応している。出荷は下旬から本格的になる見込みで8月末現在の高単価を落としての販売が予想される。一部では前進出荷で開始している産地もあるが、県内産は下旬を中心に入荷見込み。
青森県・岩手県: 岩手県:共に8月頭までの干ばつから一転、集中豪雨の影響また、その後の夜温の低下から生育は進まず大きな山もなくダラダラ出荷となり東北産地の減少も重なり引き合い強く堅調相場見込み。
秋田県・茨城県: 岩8月上旬気温の高い日が続いたためA品の発生比率が少ない。その後気温が下がった大雨強風とスレ果が多くなり、C品の発生が多くなった。出荷も後半に入ってくる為9月もA品の発生は少ない見込み。

 

ほうれんそう

作柄概況・販売見通し
栃木県・群馬県: 作付は平年並みですが、平年より高温干ばつ傾向の為出荷量はやや少なめになる見込み。販売は200gFG単価200円~150円くらいで推移していく見込み。
岩手県: 気温上昇により生育不良。トロケなどで正品率低下。数量は減少。気温低下と天候次第では下旬は回復し安定出荷となる見込み。数量減少により高値推移が予想される。

 

キャベツ

作柄概況・販売見通し
群馬県: 8月現在では、干ばつにより小玉傾向。出荷量も前年比80~90%程度であるが、天候、特に降雨により回復すると思われる。
岩手県: 7月下旬から続く干ばつの影響で生育が停滞しており、玉の肥大が進まず小玉傾向、台風や雨次第ではあるが、大玉の引き合い強くまた病害虫被害の対応が急かされる。

 

はくさい

作柄概況・販売見通し
今後の天候次第にもよりますが、8月に入ってから雨が多い日が多く病気の発生が多くなると思われます。A品率が悪く形状も細長傾向が続くと思われます。

 

にんじん

作柄概況・販売見通し
8月中旬まではM中心のS・Lでの出荷が続いたが、雨、湿度により生育良好の為肥大進みL、M中心の出荷が見込まれる。各地区ともに順調な生育多い。出荷が行われる予定。前年豊作傾向でしたが、本年は平年並みの見込み。

 

なす

作柄概況・販売見通し

茨城県:7月上旬の強風の影響から下等級の発生が増えてが8月に入り作柄は回復となった。又7月8月の高温から花落ちも散見され9月は出荷減少傾向となる見込み。販売面については8月の販売苦戦から9月は単価上昇の見込み。
栃木県・群馬県:関東産中心の東北産地の出回りとなる中下旬から早ければ高知県産も出荷が始まる。順調にいけば昨年を上回る出荷となるが、度重なる異常気象に伴い出荷が減少する可能性もある。転回としては業務関係給食等の需要も強まることから引き合いが強く相場も安定した価格での推移を見込んでおります。
埼玉県:天候次第ではありますが、概ね順調な生育状況で9月中に関しては見通しております。現状については異常な暑さと台風により不安定な出荷とはなっております。販売についてはバラ中心の産地であることから給食、業務関係を中心とした販売となりますが、需要が高まる9月についてはやや強含みの転回を見込んでおります。

 

ばれいしょ

作柄概況・販売見通し
7月上旬まで低温長雨、中旬以降高温干ばつ。8月中旬定温、雨、湿度が高く全体的にやや小玉傾向である。9月上中旬までの早出し、馬鈴薯はやや減収。9月中旬以降の一般馬鈴薯は8月下旬に再度坪掘り調査の結果次第です。道外出荷計画週間3,500~4,500c/s。

 

たまねぎ

作柄概況・販売見通し
断続的な降雨と曇天により降水量は平年より大きく上回りに日照時間は平年を大きく下回った。平均気温はやや下回った。北見地区、長雨の影響により一部水やけが見受けられるが早生種までは概ね順調な玉肥大となっている。

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