市場だより

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2018年8月販売見通し [野菜]

※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります。

投稿日時:2018/08/01

だいこん

作柄概況・販売見通し
北海道: お盆前までは順調出荷。以降は6月下旬から7月上旬の梅雨前線と大雨の影響で10日ほど定植できず畑が空いてしまう可能性が大きい。
青森県: 県南地区については人参の収穫・選果作業が終わる8月上旬には出荷増量が見込まれるものの、播種が薄い時期を迎えることに加えて、盆期間はほぼ出荷がないことから再び増量となるのは8月下旬となる見込み。現在の品質については天候不順の影響からカットの発生が多く今後気温上昇となれば軟腐の発生も懸念される。津軽地区の高冷地については出荷開始が7月上旬と平年並みとなった。出荷のピークは8月中~下旬を見込んでいるが、7月上旬の降雨の影響から播種が遅れており9月以降の出荷に影響がでる可能性あり。
岩手県: 本年度においてキャベツの面積を増加しているとのことで、大根はやや少なめな入荷となる見込みです。

 

トマト

作柄概況・販売見通し
青森県: 青森県産トマトは面積減少。出荷遅れもあり7月中旬ピークとなり大玉多く出荷なされたが、例年8月上旬にピークが来ますが、天候不順や着色遅れがあり、変形果が予想されM玉中心に移行が進み例年より少ない見通しです。
秋田県: 茨城県:東北物中心の入荷、6月の低温の影響により5段6段は飛んでいる為、8月中旬は前年を下回る見込み。又茨城県産は8月下旬より出荷となるが作柄は今のところ順調です。
群馬県: 群馬県:産地が準高冷地から高冷地となり朝晩の冷え込みで着色が鈍くなっている。7月下旬には最盛期となる見通し。
岩手県: お盆前後の花落ちや着果不良が見られお盆に向けての出荷量は減少する見込み。お盆前より高値記帳になる予想。

 

ピーマン

作柄概況・販売見通し
茨城県: 現状で出荷前検査が68/171件。天候が続いており生育着果ともに順調である。早口では初期着果が良かったことからウドンコ病の発生が見受けられる。暑い日が続いており、今後も続く予報であることからやけど果の発生が多い状況。定植日が前進していることから出だしの出荷量は例年より多いと思われる。天候次第ではありますが、一昨年と同様の出荷推移を辿ると思われる。
福島県: 干ばつで生育遅れ。中旬以降出荷者増加。袋物前半1,000~1,200c/s。後半1,300~1,500c/s。バラ物前半900~1,000c/s、後半1,100~1,300c/sの出荷。今のところ病気や病害はない。
岩手県: 例年になく出荷時において品質の品質の良くない物が多く、正品があまり多くないが、今後回復してくる見込み。

 

ねぎ

作柄概況・販売見通し
栃木県: 気温高、適度な降雨により生育は順調だが、7月に入って一部病害が散見される。
青森県: 作付県全体228ha(前年比101%)出荷計画数量5,847t(103%)消雪が平年並みであったことから定植作業は早出し作型で3月下旬から始まり普通作型については4月中旬から始まり生育は5月上旬は降水量が少なく干ばつ傾向で推移したが6月中旬以降の低温と日照不足や長雨の影響から生育は1週間程度の遅れがみられる。
茨城県: 東北産地で出荷始まるも、それまでの6月までの干ばつの影響から2Lなど太物の出荷が少ない予想。荷動きは学校給食もなく鈍めの展開となろうが、盆明けは出荷が極端に減る為相場は高まる見込み。見通し㎏単価330円は前年より若干安く、平年比では若干高い。

 

レタス

作柄概況・販売見通し
長野県: 前進化傾向で2L、L中心の出荷で少々雨後の高温の影響があり、中旬間がある恐れあり前半と後半は天候によるが順調な出荷での推移。
群馬県: 高温干ばつ傾向の為平年より作柄はよくない見込みです。販売はL1玉単価100~80円くらいですが、天候の状況次第で相場の高騰も生じる見込みです。

 

きゅうり

作柄概況・販売見通し
秋田県: 半促成は現在終盤に差し掛かっており減少ぎみ。露地につきましても気温や曇天等の影響で遅れてはいますが、天候も回復し8月上旬から徐々に増量見通し。天候不順による病害等はなく品質は良好。ピークは8月中旬頃の見通しです。
福島県: 例年より高い気温の為出荷量は多く潤沢な入荷。露地胡瓜主力での販売の為天候に大きく左右されるが、台風等の被害がなければ8月上中旬を境にピークを向かえる。
青森県・岩手県: 低温から出遅れた分出揃い出荷量潤沢、他県産の出荷ピークと重なる可能性が高く軟調相場見込み。早めの売り場確保及び荷動きの停滞をさせない売り込みを心がける。

 

ほうれんそう

作柄概況・販売見通し
栃木県・群馬県: 作付は平年並みですが、平年より高温干ばつ傾向の為出荷量はやや少なめになる見込み。販売は200gFG単価200円~150円くらいで推移していく見込み。
岩手県: 気温上昇により生育不良。トロケなどで正品率低下。数量は減少。気温低下と天候次第では下旬は回復し安定出荷となる見込み。数量減少により高値推移が予想される。

 

キャベツ

作柄概況・販売見通し
群馬県: 現在の作況は気温が高いのと適度な降雨により生育は5日程度の前進傾向。順調な生育となっている。
岩手県: 低温から出遅れた分出揃い出荷量潤沢。他県産の出荷ピークと重なる可能性高く、軟調相場見込み。早めの売り場確保及び荷動きの停滞をさせないように売り込みを心がける。

 

はくさい

作柄概況・販売見通し
高温干ばつの影響で数量伸び悩み。病害の発生も懸念されるが今後の天候次第。

 

にんじん

作柄概況・販売見通し
生育に大きな遅れは見られないが、低温による生育停滞が散見される。又降雨による今後の生育への影響が懸念される。”ようてい”は7月頃より始まる見込み。”ふらの”連休は3回程度の見込み。前年は低価格で推移したが、今年は2,000~1,500円の見通し。

 

なす

作柄概況・販売見通し

茨城県:関東近県から露地物中心の入荷。作柄は良好も天候次第(雨・風)で下等級の発生が高くなる可能性あり。
栃木県・群馬県:関東県、群馬、栃木県を中心とした出荷となる。定植時とその後の状況で産地によっては水は少なくボケ、シナビ等の発生が多く見られ又高温により木がかなり疲れており花落ちも一部散見され出荷量については前半少なめ中旬から下旬にかけて回復する見込み。袋は5P、バラはMを中心とした荷動きになるが、昨年は数量減の単価高で推移、本年度も天候不順により出荷量が少ない見込みであるところから昨年並みか昨年より若干安価での取り引きが予想される。

 

ばれいしょ

作柄概況・販売見通し
全体的に降雨曇天の日が多く、降水量は平年を上回り日照時間は平年を下回った平均気温は地区によりバラツキがある。6月は生育はやや前進傾向で推移したが、現在平年並みになっている。道南、道央地区中心に7月中旬頃より始まる見込み。

 

たまねぎ

作柄概況・販売見通し
長雨の影響により一部水やけが見られるが極早生、早生種までは概ね順調な生育。中生、晩生種については今後の天候に期待。

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