市場だより

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2018年12月販売見通し [野菜]

※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります。

投稿日時:2018/12/01

だいこん

作柄概況・販売見通し
千葉県: 2L中心の順調な出荷見込み。台風、長雨の影響による生育の遅れがみられたが、回復に向かっている。
神奈川県: 台風24号の塩害があり、病気の発生が多い。2L級中心で下旬から出荷のピークに入る。

 

トマト

作柄概況・販売見通し
栃木県: 高温による着果不良や裂果の発生から下位の発生が多く、夜温低下により着色も鈍いが、生育はおおむね順調であり、天候回復とともに出荷量増の見通し。
山梨県: 12月末で出荷終了予定。玉流れはM~S中心になる予想。
静岡県: 生育も回復してきており着果良好。玉肥大も良くL玉中心の出荷となる。各産地の数量増と高値推移の影響も重なり、販売苦戦が予想される。
熊本県: 高温の影響で1段果から3段果まで着果不良ハウスが多く、11月下旬より段変わりもあり数量増の予想。12月に入ると加温効果もあり、安定入荷の見込み。

 

ピーマン

作柄概況・販売見通し
茨城県: 秋物は12月15日前後でほぼ終了予定。温室は12月中旬は少ないものの、前半後半は順調な出荷見通し。
鹿児島県: 11月5日より販売を開始し、今年は台風の影響もあったものの天候とともに回復し、現在順調な入荷となっている。

 

ねぎ

作柄概況・販売見通し
栃木県: 現在の作況は雨天降雨及び台風の影響により細物、買い等級の発生が多いが、天候回復とともに平年並みに戻る見通し。
千葉県: 9月末の台風24号の通過により圃場で葉折れやによる被害が発生したことから、全体的に2、3週間程度の遅れ。現在は適度な降雨と天候に恵まれ回復傾向になっているものの、ホソ物の発生が多くまた病害中の発生がある。販売見通しは東北産が切り上がり関東産主力の販売になる中、昨年より正品率が良くK単価前年並みの予想。
新潟県: 8月、9月の長雨、悪天候により葉折れが発生したが、10月中頃より県内出荷が始まり、11月中旬以降中央市場にも出荷予定。

 

レタス

作柄概況・販売見通し
茨城県: 気温が下がり少々小玉に変わり、数量減。
静岡県: 台風の影響で少々出荷が遅れ気味。早い作は大玉で丸品中心。中旬以降品質も安定する見込み。
福岡県: 大玉傾向。雨の影響もあり12月中旬くらいまで丸品中心であるが、それ以降回復の見込み。

 

きゅうり

作柄概況・販売見通し
埼玉県: 暖冬予想も含め例年通りの出荷予定だが、重油が高騰していることから厳寒期の出荷量は減り込む見込み。またJA埼玉ひびきのの児玉は年内で出荷終了。JAほくさい羽生は数量がまとまらないため1日おきの出荷。単価は昨年並み。
千葉県: 病気の発生がやや多く見られたが、生育はおおむね順調。出荷量は平年通りの見込み。出始めが遅いため後半に増量傾向が予想される。
宮崎県: 関東産の減少と重なり九州産地の数量がピークを迎えるまで高値推移となるが、今後の天候次第で相場推移を見込むのは難しい。

 

ほうれんそう

作柄概況・販売見通し
群馬県: 昨年は10月の長雨、台風の影響で露地物の出荷がほとんどなかったが、今年は露地、ハウス物ともに作柄順調。平均単価は平年並みの100円/FG220g程となる見込み。
埼玉県: 昨年10月の台風以降、低温による品薄のため高値で推移。本年度9月の台風以降、下旬頃の播種また天候が安定しているため順調な入荷予想。

 

キャベツ

作柄概況・販売見通し
千葉県: 台風被害があったものの昨年ほどの影響はない。出荷量は平年よりも1~2割程度減少する見込み。
神奈川県: 生育期の高温、干ばつ、雨天長雨による日照不足、台風の影響による小玉傾向及び収量減から入荷は前年を下回る見込み。販売は絶対量不足からL1500円前後の単価が予想される。
愛知県: 台風による被害はあるが、温暖な気候のにより生育の遅れも取り戻しつつあり、植え直した圃場も回復に向かっている。

 

はくさい

作柄概況・販売見通し
一部病気の発生もみられるが、生育は順調で入荷のピークをむかえる。定植作業が順調に行えたこともあり、外葉が大きく、4玉中心の出荷が見込まれる。

 

にんじん

作柄概況・販売見通し
9月の曇雨天および日照不足による生育遅れ、品質低下により収量減の見込み。正品率も悪くL、B、C、加工等級が多い現状。今後もM、L中心のやや小玉傾向である。
秋冬人参計画:1,100ha(前年比95%) 42,000t

 

なす

作柄概況・販売見通し
昨年は台風の影響から高値が続いた。本年は台風等の影響もなく生育は順調であり、昨年よりも多めの出荷となる。販売については需要が減少することから、昨年と比べ厳しい販売となる見込みである。

 

ばれいしょ

作柄概況・販売見通し
収穫もすべて終了。作柄は小玉で収量減と近年にない不作である。
・男爵 48,210t (前年比 -8,250t)
・メークイン 38,450t (前年比 -10,320t)
・黄色系 16,510t (前年比 -910t)
・その他 16,100t (前年比 -710t)

 

たまねぎ

作柄概況・販売見通し
北見地区はL大中心、旭川地区はL中心の出荷見込み。12月系統取扱計画は46,000tの出荷見込みであり、前年対比99%となる。

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