市場だより

MARKET

2018年3月販売見通し [野菜]

※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります。

投稿日時:2018/02/28

だいこん

作柄概況・販売見通し
千葉県:トンネル(被服)大根が本格的に始まる。生育順調。病害虫の発生は少ない。本年はL中心で細め中心。前半は抑えめ、後半は順調な出荷ピークを迎える。
神奈川県:春系の出荷も始まったが、M比率が高く、2割を超える水準となっている。今後の気温にもよるが、3月出荷計画896,000c/s。前年を下回る出荷が見込まれる。

トマト

作柄概況・販売見通し
栃木県:日照不足、低温、降雪により地温低下等により着色遅れが見られる。2月に入り玉の肥大も進まずM~S中心の見通し。
埼玉県:2月現在ではL中心の出荷となったが3月中旬には小玉傾向になる見込み。出荷量としては横ばいから少しずつ増えてくる予想。
静岡県:例年に比べると玉肥大が進まず小玉比率が高い。低温の影響により色回りが鈍い。2月は植え替え作の端境期なので出荷量は3月下旬頃まで横ばいで進む。3月の気温の上昇と共に出荷量の増減はある。春商材としてのフェア、売り場の拡大により消費向上に期待したい。
熊本県:現状年内少なく年明け増加しましたが(1月中旬まで)産地も低温と小玉傾向又重油高騰が重なり3月は小玉傾向と下位等級の発生が多くなる見込み。昨年は高値(年内)からの反動で3月安値推移でしたが、本年は安値であった昨年より高く平年並み予想です。

ピーマン

作柄概況・販売見通し
茨城県:温室ピーマンは台風・曇雨天の影響により樹勢が弱く天候は良い物の気温が上がらないことで着果の波がある。現状で花数が少ないので3月の収量があまり見込めなく膨らみが悪く収穫サイクルが長い為に日量の出荷者が均され量も増えないと思われる。M中心でいき下旬頃からバラの比率が多くなると思われる。線虫の発生が例年と比較して早く、多いことで出荷量の伸びが鈍くなるかもしれない。
春物ピーマンは現状で出荷前検査が65/195件。加温作の生育は比較的順調ではあるものの、寒いことから地温上がらず生育に遅れが見られる。早い無加温で3月下旬頃から出荷が始まると思われる。出荷者も順当に増えてきているので週を追うごとに出荷量も増えていく見込み。気温の影響を受け今後の気温の上がり方にもよるが加温の早口でもあまり山がなくダラダラとした出荷になる見込み。
鹿児島県:冷え込みにより生育せず又灯油代も高い為3月は全体的に少なめの入荷となります。
高知県:2月上旬、曇雨天や冷え込みの影響から花付き悪かったが、中旬より花も咲き始め3月20日頃から増量見込み。現状県下3,000c/s。3月20日頃5,000~5,500c/sの出荷予定。

ねぎ

作柄概況、販売見通し
千葉県:3月上中旬は秋冬ネギの出荷の中例年に比べ低温傾向が続いていることから下旬から春ネギの出荷が始まる中春ネギの生育が停滞傾向になっており又病害虫の発生、葉枯病の発生が目立っている。出荷比率は2Lが25~30%と例年並みになっていますが全体の出荷量は1割ほど少ない見込み。販売見通しについては今後の天候次第ですが、前年より高値の見込み。
埼玉県:前年より10日ほど早めの終了予定。乾燥により枯葉が目立つ。太物比率がやや多め。

レタス

作柄概況・販売見通し
茨城県:低温続きで出荷遅れ気味で小玉傾向。そのため2月出荷予定のものが1週間~10日程度遅れており、その分3月にずれ込む見込みである。また1月下旬の降雪の影響により定植遅れたため、4月以降の出荷への影響が懸念される。本格出荷開始は県全体で3月上旬となるが、遅れた分の増量や今後の気温上昇に伴い肥大回復も見込まれることから出荷量は平年並み~やや増加を見込む。
静岡県:年明けからの低温に小玉傾向での推移が続き霜雪で品質低下が少々回復したが、残量少ない。

きゅうり

作柄概況・販売見通し
茨城県:例年に比べ育苗期から寒さが厳しく定植後も生育は1週間程度遅れている。低温の影響により果実においても肥大が遅れ実溜り状態や尻太果が見られる。病害虫についても例年にない低温により黄化えそ病の媒介原因となるアザミウマ等が寒さで死滅しハウス外からの飛び込みが少なく黄化えそ病の発生もほとんど見られない。
宮崎県:千葉県、高知県、宮崎県の越冬作から関東産春作への切り替わりとなりますが、西物の残量及び関東産の低温により例年より生育遅れており、3月中旬以降の本格的な切り替わりとなりますが、例年より高値推移。又出荷ピークなくダラダラとした状況が続いており、春作出荷時期が前進すると軟調相場で推移する可能性あります。
埼玉県:促成・半促成胡瓜は2月中旬以降本格的に出荷、連休明けには出揃う見込み。ただ高齢化の為作付面積の減少が見受けられる。今後の天候次第だが、2月下旬から3月上旬にかけては促成・半促成ともにピークになる見込み。
千葉県:ハウス出荷の為現在は出荷量安定している。中心等級はAS中心なれど今後の日照次第で量は変わる。

ほうれんそう

作柄概況・販売見通し
埼玉県:天候回復予想の為遅れた分順調な入荷見込み。葉物全般高値の反動で(120~100円前後)販売見通し。
群馬県:ハウス物中心の入荷です。露地物(トンネル作)は徐々に回復傾向となる見込みです。ほぼ平年並みの作柄となる見通しです。販売見通しは200gFGで120円~110円くらいで推移していく見込み。数量は上旬がやや多めでそのあとは中旬、下旬とやや減っていくような状況です。
茨城県:現在ハウス、ロジ共に入荷中ハウス物については寒さ低温が続き伸び悪く遅れも2月下旬~3月上旬には数量前年並み見込み。露地物についてはまだ出始めでピークは3月下旬頃の見込み。

キャベツ

作柄概況・販売見通し
千葉県:寒波続き小玉中心の出荷は2月下旬まで数量も出ず日量10,000~20,000と伸びない為雨等があると価格も上がり安定しない。
愛知県:降雪、寒波で大玉少なく出荷量も30,000~40,000c/sと例年の7割先々と畑を追いかける状況で3月に入れば微増見込み。出荷比率は冬6割春4割の見込み。
神奈川県:降雪及び低温の影響により玉伸びせず小玉傾向となる。3月は日量18,000~20,000c/sの出荷計画でありますが、15,000~17,000c/sの出荷見込み。販売についも絶対量不足から単価の大きな崩れもなくL級1,500円前後の販売が見込まれる。

はくさい

作柄概況・販売見通し
秋冬はくさい:1月下旬から冬菜黄味の出荷が始まったことから一時的に平箱比率が高まり、2月上旬の出荷量も平年を大きく上回ったが、前年の天候不順の影響による小玉傾向は解消されず、年明け後降雪、降霜被害によりB品が増えており、出荷量は平年より少ないまま、2月中に出荷終了となる。
春はくさい:定植後の活着、生育は順調であったが、1月下旬の降雪の影響により、一部ほ場で1週間~10日程度の生育遅れが見られる。本格出荷開始はJA常総ひかり八千代で3月中旬、県下全域では3月下旬と予想される。

にんじん

作柄概況・販売見通し
各産地残量は前年並みにあるものの日量出荷量はやや少ない見込み。1月以降の寒波の影響により収穫量が伸びない。4月中旬頃まで出荷がある見込み。

なす

作柄概況・販売見通し
福岡県:寒気による日照不足と低温の影響により花付き少なく茄子の伸びも悪い為出荷数量少ない。また雪の影響等も考えると状況悪く数量増加してくるのは2月下旬頃になる見込み。現在のところ凍傷等のクレームはない為品質の面では心配はない見込み。
栃木県:高知県産を主力とした入荷状況で出荷減の相場高で推移しております。2月前半は品薄傾向であることから相場は持ち合い、中旬過ぎについては着花状態も良好だったことから数量も増加、相場についても若干弱含みであると予想される。栃木県産については概ね順調な生育であり数量は徐々に増えてきており2月の上中旬あたりに一度増える見込みである。その後は天候次第ではあるが更に増える見込みとのことです。

ばれいしょ

作柄概況・販売見通し
北海道:残量は前年並み。L・LM中心の入荷見込み。価格は2月同様前年を下回る見込み。
鹿児島県:いずみ地区は中旬で終了。徳之島は3月中頃ピーク。前年より2割程多い見込み。やや大玉傾向。きもつきは2月下旬より始まりましたが3月下旬頃より増加。ピークは4月上中旬を見込んでいる。

たまねぎ

作柄概況・販売見通し
北海道:系統取扱い数量37,000t、前年日106%。L大、L中心の入荷見込み。
佐賀県:極早生種、昨年12月から低温が続き生育停滞ぎみの推移。例年に比べ10日程度遅れ。

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