市場だより

MARKET

2025年10月販売見通し [野菜]

※降雨や降雪などの天候の影響により見通しがずれる場合があります

投稿日時:2025/10/01

だいこん

作柄概況・販売見通し

北海道:作付面積は前年並み。生育は順調。出荷量は平年をやや上回る見込み。切りあがりは例年よりも早い見込み。

千葉県:高温の影響で前年よりも3~5日ほど生育が遅れており、そのため出荷始まりも遅れる見通し。

 

 

トマト

作柄概況・販売見通し

熊本県:作付面積は昨年より減少。8月定植期の高温・降雨により草勢低下や灰色カビなども散見される見込み。また、定植できずに遅れた圃場もある為、出荷はじめも遅めに加え、増量も遅れる見込みです。

茨城県:7月8月からの高温により成育障害及び花落ち他により前年よりも出荷量は下回り、切りあがりも10日前後早まる見込みです。 販売については、夏秋作も終わり、九州地区も大雨他の影響により出荷遅れるため10月は入荷減となることから単価は前年を上回ると予想される。

山形県:出荷終了期。10月上旬から週3日出荷になる。

山梨県:中旬から出荷スタート予定。夏場の暑さの影響で生育に遅れが出ている。やや前年より少なめからのスタート予定。

岩手県:小玉中心の出荷となり、中旬以降から数量は減少の見込み。

静岡県:8月下旬定植が中心となり、10月下旬頃から数量がまとまってくる見込みです。L、M中心の玉流れとなる。

 

 

ピーマン

作柄概況・販売見通し

茨城県(JAなめかたしおさい波崎):作付面積は前年並み。高温の影響により、抑制作型の生育が遅れている見込み。出荷量は前年並みで、平年よりもやや少ない見込み。

岩手県:出荷終了期に入るも10月上旬~中旬にかけてはダラダラとした出荷が続く見込みで大きな山はない見込み。相場も前年並みで、今後は茨城県産及び本格的ではないが下旬から西南暖地産が顔見えしてくる見込み。

 

 

ねぎ

作柄概況・販売見通し

栃木県:夏期の高温・降雨により、生育不良、病害の発生が各所でみられる。今後の気温の低下と共に回復傾向となるが、太物の発生率は低く、全体の出荷量は、少なかった昨年並みから減少の見通し。

秋田県:8月・9月上旬の豪雨を受けたが、その後天候、気温共に落ち着いたため順調に数量も回復してきている。10月中に夏作から秋冬作に切り替わる。販売につきましては、大きなピークもなく堅調な販売見込みである。

北海道:夏場の高温障害、長雨の影響により軟腐病の発生がみられ出荷量減。太物が少なく品質も昨年同時期より悪い。

岩手県:秋冬ねぎは、生育も回復して太物2L、L中心の出荷が続く。安定数量となる。

 

 

レタス

作柄概況・販売見通し

茨城県(JA岩井):夏場の高温の影響で定植時期が少し遅れたため出荷時期も少々遅れ気味。中旬~下旬にかけて数量が増加する見込み。

茨城県(JA北つくば結城):例年よりも遅らせた定植であるが高温の影響でまた少し遅れる生産者もあり10月20日以降か11月上旬に増加見込み。

 

 

きゅうり

作柄概況・販売見通し

茨城県:夏場の高温の影響を受け、出荷若干の遅れがみられる。9月下旬の急激な冷え込みにより、伸びも悪く下等級の比率が増えているが、10月も例年に比べ暖かい予報なのですぐに回復すると思われる。10月中旬ごろピークの見通し。

山形県・福島県:夏場の高温・干ばつにより昨年より10日~2週間ほど早く切りあがり終盤戦となる。

埼玉県:定植時期が干ばつで遅れることが予想されたが、例年通りの出荷となり10月中旬頃に向けてピークとなる見込み。

 

 

ほうれんそう

作柄概況・販売見通し

栃木県・群馬県:夏場の高温の影響で、播種時期や生育が遅れているため例年よりはやや数量は少なく、下旬ごろにはある程度の数量となりそうです。販売見通しは、10月上旬は200円~180円前後、後半は180円~150円前後の見通しです。

岩手県:定植時期の高温と降雨の影響を受け生育遅れがみられており、数量は横ばいから減少となる見込みです。関東産地への切り替わりの時期となる。

 

 

キャベツ

作柄概況・販売見通し

群馬県:地域により、病害の発生が散見されるが、ほぼ順調な生育となっている。L8玉中心の出荷見通しで、10月末~11月上旬で終了の見込み。

岩手県:出荷終盤。10月上旬を目安に切り上がりを見込む。

千葉県(銚子):出荷序盤。暑さの影響により、出荷は平年に比べやや遅れる見込み。単価面では昨年対比で軟調を見込む。

千葉県(東葛地区):出荷序盤。初出荷は平年よりも遅い見込み。異常な高単価であった昨年と比較すれば軟調な相場展開を見込む。

 

 

はくさい

作柄概況・販売見通し

長野県:長野県産も終盤となり、10月20日の週で出荷終わる見込み。気温が落ち着き商材も秋めいてくる為、荷動きはよくなり、相場も強い見込みである。

 

 

にんじん

作柄概況・販売見通し

北海道:各産地ともに肥大良好。ただし、割れや腐れ等の発生が心配。M、L中心での出荷見込み。前年より減少の見込み。

全体の出荷計画は、上旬:4064t(前年5291t) 中旬:4405t(前年5431t) 下旬:4769t(前年5348t)11月上旬:1734t

 

 

なす

作柄概況・販売見通し

栃木県・群馬県・高知県:関東産から高知県産への切り替わりが徐々に進んでくる。日照も短く夜温も低下したことから関東産は徐々に減少。高知県産については増量中である。販売については、連休迄はそれなりに需要もあり、堅調な相場展開を見込むが、連休以降秋商材などに売り場も変化していくためやや厳しい販売が予想される。

茨城県:9月の大雨、突風により品質低下が見られ、出荷は前年を下回ると思われるまた、9月中~下旬の低温もあり出荷のピークは無い。販売面においては、需要期も過ぎるため品薄傾向ではあるものの活発な動きは期待できないため入荷減の単価は前年並みが見込まれる。

 

 

ばれいしょ

作柄概況・販売見通し

北海道:男爵とメークインは小玉傾向で減少見込みです。L中心のMでの出荷見込み。

10月出荷計画(道外出荷)
男爵:6090t(前年6130t) メークイン:3220t(前年4520t) 黄色系:2630t(前年2630t)
その他:2420t(前年1310t) 計14360t(前年15190t)

 

 

たまねぎ

作柄概況・販売見通し

北海道:系統取扱計画・生食3万7千トン前年比72.4%。サイズはL大・L中心の入荷見込み。昨年より小玉傾向の入荷。

 

 

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